【カザン(ロシア)21日=久保武司】幸先良く1勝を挙げた日本代表の西野朗監督(63)は、セネガル戦でも初戦のコロンビア戦と同じ先発メンバーでの攻撃型戦術を選択した。鍵を握るのはトップ下のMF香川真司(29)=ドルトムント=だ。敵陣ゴール前にそびえ立つのは、196センチのサネ(ハノーバー)、195センチのクリバリ(ナポリ)の両長身センターバック。この“人間山脈”を打ち破らなければ勝利はない。
日本代表は21日、キャンプ地のカザンにある地元サッカーチームのトレーニングセンターで、冒頭15分以外を非公開にして練習を行った。練習後西野監督は、コロンビア戦で成功した先発布陣をセネガル戦でも使う方針を明らかにした。
ワントップに“半端ない”大迫(ブレーメン)、トップ下に香川、左サイドに乾貴士(ベティス)を置くトライアングルが攻撃の軸になる。
「セネガル戦は初戦の先発メンバーをベースにする。明日から本格的に分析するが、一番警戒しているのはやはりFWマネ。DFは、ただ身体能力が高いだけのチームではなく、組織だった守備をしてくる。時間もスペースも与えてくれないので、積極的にスペースを作り、ボールを入れていく」と西野監督。積極的に攻撃を仕掛けて勝機を見いだす方針だ。
セネガルは強い。バランスの取れた戦力は日本を含むH組4カ国で最強とみて間違いない。FWマネ(リバプール)、同ニャン(トリノ)を中心とした攻撃力もさることながら、サネとクリバリの両長身センターバックは、鋼鉄の扉のような迫力でそびえ立つ。
DF昌子も「セネガルの選手は身体能力が高く、追いつけないようなボールを足を伸ばして取ってくる。(初戦で敗れた)ポーランドも予想外の動きでやられていた。体も大きく、登録の身長よりも大きいと思われる選手もいる」。
この強力なDFを崩すには正面からの攻撃だけでは歯が立たない。“人間山脈”を打破するには、セットプレーやミドルシュートが有効だが、流れの中で崩すには、うまく裏を取るしかない。香川の一瞬の判断、1本のパスが勝敗を左右する。
問題は香川の“ガラスのメンタル”だ。
2月に左足首を痛めたことをきっかけに不振に陥り、ハリルホジッチ前監督が交代していなければW杯メンバーから落選必至だったとみられる。香川のセンスは誰もが認めるが、ハリルホジッチ前監督に「メンタルが弱い」と一刀両断されたように考え込む癖がある。ミスをひきずり、ノーゴールが続くとなかなか抜け出せなくなる。
しかし、今大会では本来の調子を取り戻しつつある。初戦のコロンビア戦では値千金の先制PKを決めた。再生のきっかけとなったのは、乾とのコンビ再結成だ。
かつてC大阪でチームメートだった2人の間には、あ・うんの呼吸が存在する。1988年6月生まれの乾と、89年3月の香川は“同学年”でもある。開幕直前の国際親善試合パラグアイ戦(12日)で3得点を生み出して以来連係を深める香川-乾ラインが機能すれば、セネガル戦でも得点できる可能性は十分にある。
また、香川にとって乾以上に大切な存在といえるのが、DF長友佑都(31)=ガラタサライ=だ。日本代表として長年苦楽をともにしてきた長友は、現在、メンタルトレーナーばりに香川に寄り添い、心の支えになっている。
コロンビア戦終了後、2人は宿舎ホテルのプールにつかり、惨敗を喫した4年前のW杯ブラジル大会の頃を振り返りながら、そこから抽出される教訓に思いをはせたという。
西野監督の“香川操縦法”も見事といっていいだろう。「コロンビア戦前、トップ下のポジションを争う香川と本田(パチューカ)を、基本的に公平に扱いながらも、実戦形式の練習では常に香川を主力組、本田を控え組に置いた。香川のプライドをうまくくすぐったと思う」と協会関係者は指摘している。
ライバルの本田が途中出場したコロンビア戦で右太ももに打撲を負い、以降別メニュー調整が続いているだけに、セネガル戦でも先発・香川-途中出場・本田の構図に変更はなく、それどころか香川フル出場の可能性もある。
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ネットで検索してみたら
実践者の体験ブログがあった★。
『書いてある通りに正しく実践すれば効果あり?』
何でもそうだろうけど【継続する】のが大変なんだよね。
私みたいな
飽きっぽいタイプの人でもできるかな?
本当に効果がでるなら
頑張ってみたい気もするな。
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