北海道ゆるっと鉄道旅~宗谷本線1:乗り換え拠点の音威子府駅。名物の真っ黒いそばは今も健在(東京ウォーカー)

[PR]

日本最北限の宗谷岬を目指して、宗谷本線で旅をしてみませんか?宗谷本線は旭川駅から稚内駅を結ぶ259.4kmの路線。天塩川沿いに開けた牧草地や森林の間を縫うように進んで、最北の地へ近づくと、広大な原野が間近に迫り、日本海の先に浮かぶ利尻富士の姿が見えることも!

音威子府駅に停車中の稚内行普通列車

今回から4回シリーズで、旭川駅から特急で約1時間45分の、宗谷本線のほぼ中間にある音威子府(おといねっぷ)駅から、稚内駅へと向かう列車の旅へご案内!第1回目となる今回は、音威子府駅と名物の真っ黒いそばを紹介します。

■ 山間の小駅だけど重要な交通拠点

旭川駅から北へと続く路線はかつて、音威子府駅で二手に分かれていました。音威子府駅以北は、日本海側を進む宗谷本線とオホーツク海側を進む天北線があり、ともに列車の終着は稚内駅。天北線は既に廃止され路線バスへと変わりましたが、今も昔も最北の各地へ向かう乗り換え拠点には変わりありません。

音威子府駅がある音威子府村は、北海道で一番小さな村。人口がなんとたった800人弱。山に囲まれた小さな村ですが森林資源が豊富で、かつては木材を積んだ貨物列車が音威子府駅を発着していました。現在貨物列車の姿は見ることはできませんが、村が力を入れている木工芸の匠の技を駅構内の各所に見ることができます。

やってくる列車の本数や乗客数は以前に比べて少なくなったものの、木の温もりに包まれた交通の要衝ということは今も変わらず。宗谷本線の主要駅の一つです。

■ 天北線資料室でタイムスリップ!

天北線は、1989(平成元)年に赤字のため廃止された路線。音威子府駅からオホーツク海沿岸の町を経由して宗谷本線の南稚内駅まで結び、札幌駅から稚内駅まで天北線経由の急行列車も走っていました。

音威子府駅の待合室の一角には、天北線の歴史を紹介する天北線資料室があります。天北線や宗谷本線に関する昔の写真とともに、かつての駅名標やサボ(列車の行先や種別を示すプレート)などの備品が多数展示。資料室の中央には昔の音威子府駅周辺を模した鉄道模型のジオラマも。

昔乗ったことがある人には懐かしく、当時を知らない人には「昔はこうだったのかな」と想像力が膨らむ展示物の数々。鉄道ファンではなくても一見の価値あり!

■ 真っ黒いそばがインパクト大!音威子府駅の常盤軒

音威子府といえばそばが名産。音威子府駅構内にある立ち食いそばの常盤軒は、今も昔も客足が途絶えることのない有名店です。

多くの人を惹きつけるその魅力は、まるで麺にイカ墨か竹炭でも練り込んだかと思うほどの真っ黒いそば! 俗説ではそば殻ごと挽いているので黒い麺になると言われていますが、店主の西野さんはこれを否定します。

「甘皮くらいは入れているだろうけど、外の皮までぜんぶ入れたら麺がザラザラで美味しくないでしょ」

村内の製麺会社が長年作り続けるそばの黒さ、その理由は残念ながらヒミツです。

かつては長時間停車の列車や天北線の発着があったので列車待ちの人たちが黒いそばをすすっていましたが、現在は鉄道ではなく車での来店者が圧倒的に多いのだとか。時代は移り変わりましたが、駅そばは健在!旅の途中に一杯いかが?

常盤軒 ■住所:音威子府村字音威子府 ■電話:01656・5・3018 ■時間:10:00~15:30(売切れ次第終了) ■定休日:水曜(12月~3月は水曜と木曜休み。不定休あり)

次回は稚内駅を目指して宗谷本線に乗って、途中にある注目の無人駅の数々を紹介します。

こういうときはひとまず、
本当に実践した体験者の
口コミを参考にしたいですよね。

わたしが気になっているのはコレ・・・

【賛否両論】意見がいろいろあるのも分かるけど

ちゃんと判断したいので
ネタバレやレビューを読んでると・・・

効果はもちろんだけど、
行き詰った時などメールサポート等は、
すぐに返事があってイイみたい。

サポートが【親切】って
購入者の多くが言ってるみたいだね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました